研究/開発事業

正統の植物薬理学を原点とした
バイオ研究と原料の開発

弊社代表森田はフランスで4年間、国立大学である国立パリ13大学医薬学部にて、医学博士/フランス婦人科専門医ベランジェール・アルナール医学博士※1(パリ13大学ナチュロパシー科フィトテラピー学元教授)に師事し、植物薬理学、生理解剖学、性医学などを学び、国家資格である植物療法士の資格を取得しました。帰国後、ヘルスケア・医療の分野で、植物の機能性成分をベースとした商品・サービスを開発し、人々の健康づくりに貢献したいと起業したのがはじまりです。

その後森田はフジサンケイグループ主催の第2回 日本バイオベンチャー大賞の「近畿バイオインダストリー振興会議賞」を受賞します。そこで奈良先端技術大学院大学バイオサイエンス研究所の新名敦彦教授と出会います。同大学と森田は今もなお、植物機能性成分に関する最先端の研究を共同で進めています※2

また森田は、研究者であるとともに、フィトケミカル構造にもとづく処方ができる日本で数少ない専門家の一人です。
愛知県豊橋市と東京都渋谷区にある自社研究所においては、からだの内側から健康とウェルネスをサポートする植物の機能性成分、化粧品の研究が日々行われており、ここで当社のさまざまな新製品が生まれています。時間をかけ培ってきた正統の植物薬理学が当社の原点であり、これはこれからも変わることはありません。

※1 パリ第13大学医薬学部植物療法学科で13年間教授を務め、自身のクリニックでの診療は95%以上をフィトテラピーで行い、論文や著書も多数。婦人科系医療の現場におけるフィトテラピー実践の第一人者。AMPPの代表理事でありルボアの特別顧問を務める。
※2 各大学との植物バイオ研究:奈良先端技術大学院大学(免疫学)、大阪大学(臭覚生理学)、豊橋技術科学大学院(土壌に関する分野)、信州大学農学部(植物抗菌に関する共同研究)ほか

植物の機能性成分とは 

フランスにおいて通常医療の代替医療として位置付けられている植物療法は、植物が自ら生合成するフィトケミカル成分を含んだ抽出物をつかって、人が生まれながらにしてもつ自然治癒力(自己治癒力と自己調節機能)に働きかけるものです。ただしわが国においてこの植物の機能性成分というものはあまり活かされてきませんでした。

現在、調剤薬局で処方されている薬はほぼ化学合成薬ですが、実はこの化学医薬品のおよそ4分の3は植物の成分がおおもとであることは一般的に知られていません。植物療法は世界でも歴史がある自然療法です。単一成分でからだに働きかける化学医薬品と違い、植物成分をまるごと使い、多様な成分をネットワークさせてからだに作用させる植物療法は、現代のセルフケア、そして補完代替医療として臨床に応用されることが期待されています。

最近では、食事からフィトケミカル成分を摂ると、細胞の酸化(老化)が防げたり、生体機能が調整できたり、また認知症予防にも有用であること等が検証されています。当社は人々の健康づくりに植物の機能性成分を使ってアプローチします。

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